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停滞期
順調に体重が減っていっても、なかなか体重が減らなくなる時期がくる。これを停滞期という。
ホメオスタシス
ホメオスタシスは日本語で言うと恒常性という。これは生体の内部や外部の環境因子の変化に関係なく、生体の状態を維持しようとする性質のことを指す。この恒常性(ホメオスタシス)が働く範囲としては、体温、血圧、体液の浸透圧、ウィルスなどの異物の排除、傷の回復など生体機能全般に及ぶ。つまり、生体に変化が起こった場合、それを元に戻そうとする作用が働く。
停滞期のメカニズム
食事制限を行うと、少ないエネルギーで体を一定に保とうとするホメオスタシスが働き、消費エネルギーが減少してしまう。つまり、食事制限をしたところで、体の消費エネルギーも減っているので、それ以上の体重減少を見込めなくなる。これが停滞期のメカニズム。しばらく諦めずにダイエットを続ければ、体がその体重に慣れるようになる。
リバウンド
停滞期になってダイエットを諦めて食事量を元に戻してしまうと、消費カロリーより摂取カロリーが大幅に多くなり、余分なカロリーは体に蓄えられる。これがリバウンド。
急激に減らそうとしない
急激な体重減少の計画を改める。急激に体重を減らそうとすればするほど、恒常性が働く。徐々に体を慣らしながら体重減少を目指すと、停滞期を克服することができる。
栄養
体が栄養不足を感じてしまうと、ホメオスタシスが働いてしまう。だから、脂肪に変化しないビタミンやミネラルを十分に摂取することで、栄養不足に陥らないようにする。食事内容の調整が難しい場合はダイエットサプリメントを利用する。
ハイペース
ハイペースで痩せていくと、その生活をやめた途端にリバウンドする可能性がある。また、運動ばかりのダイエットでも、その激しい運動の習慣を止めるとリバウンドする。
停滞期の症状
- 便が出ない。
- 普段より汗が出ない。
- 体内が冷たく感じる。
- 普段より空腹感がない。
- 疲労が抜けにくい。
停滞期の対処法
- 今一度、自分の現状とダイエット方法を見直す。
- 目先を変えて、変化をつける。
- 増えてないことをプラスに捉える。
一番大切なのは、目先を変えること。マンネリになるとダイエットすることを放棄してしまう可能性が出てくる。そこで、食事や運動などに新たに変化をつけてみる。普段と違うことをすると気分転換にもなる。
ただし、さらに運動量を増やしたり、食事制限を厳しくしたりしないこと。体が現在の状況に適応することを集中させる。そうしないと、長続きしない。
水分
しばらくの間、体重が減らないで、しばらくすると一気に落ちることがある。これは脂肪細胞が縮小する直前に、消費した脂肪滴の代替として一時的に脂肪内に水分を取り込んでいるから。この取り込まれた水分を消費するまでは、見かけ上痩せないと感じる。
停滞期の注意点
- 過度な食事制限をしない。キリが無い。
- 過度な運動をしない。キリが無い。
移動平均線
消費カロリーの方が多ければ体重は減っていく。日々の数値に一喜一憂しないで、1週間単位の移動平均線で経過を観察していくこと。
停滞期に入ったらすること
- 摂取カロリーをチェックすること。無理して減らす必要はないが、無意識のうちに増やしてしまう場合がある。
- ビタミンやミネラルなどの栄養素はしっかり摂ること。
- 気長に待つこと。体が適応するまで待つしかない。
チートデイ
1、2週間に一度はチートデイを作って、自分の食べたい物を食べたいだけ食べてみる。
午前中に多く食べる
食事を我慢しすぎるとストレスが溜まる。午前中に食べたい物を食べまくる。その代わり、夕食は少なくする。夜に多く食べると太りやすい。
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